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研究室に高校生が!?

  • 執筆者の写真: 保全生物学研究分野
    保全生物学研究分野
  • 2022年3月28日
  • 読了時間: 2分

こんにちは!

ブログには久しぶりに登場の嶌本です。


もう2022年度が終わりそうで、新しい新入生が入ってくる季節になりましたね!

あっという間に終わりそうな春休みですが、当研究室では珍しいお客さんが来ていました。


お客さんの正体は・・・中央大学付属高等学校の岡崎弘幸先生と高校生です!


岡崎先生はムササビについて非常にお詳しい先生で、リス界隈では非常に著名な先生です。

現在は中大付属高校の教員で、生物部を率いて精力的にムササビの調査をされています。

嶌本が学生時代からお世話になっていて、日獣に着任したことをキッカケに共同研究を始めました。


さて、そんな岡崎先生と高校生が何をしに来たのかというと、ムササビのストレスホルモンを測定しに来たのです!

以前より、野外のムササビを対象に調査をしていて、世界一登山客が多い高尾山のムササビはストレスを感じているのかを検証してきました。

その研究の論文はこちら


その続編として更に調査を続けてくれて、高校生がムササビのストレス研究を継続してくれています。

僕が高校生の頃はそんなことをしようとなんて思いもしませんでしたがすごいですね・・・

スーパーサイエンスハイスクールに指定されるだけありますね!流石!!


今回は、当研究室の学生のT君(来年度修士1年)が高校生に実験を教えてあげています。

実験を教えてあげるT君と高校生



二日間手技を教えた後に、再度大学に来てくれて、ムササビのサンプルで実験をしました。

実は昨年より来ているのですが、なかなか上手く実験ができずに困っていたのです。

しかし、今回はT君の教え方がよかったのか、とても上手に実験ができていました!

ムササビのストレスレベルも出てきて、あとはサンプル数を増やしていけば、何かしら知見が得られそうです・・・!!

ちょっと傾向が見えてきてはいるのですが、より確実なデータが出てきたらご紹介したいと思います。


当研究室では他大学や研究機関だけではなく、高校とも連携をして研究を進めています。

研究が進み、ムササビをはじめとした野生動物に関する知見を得ることが重要ですが、同時に高校生にとっても学びの機会を提供できればとも考えています。

お互いにWin-Winな関係で共同研究を進められるといいですね。

非常に面白そうな研究ですし、今後の活躍に乞うご期待!


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