top of page

都民の森でヤマネを探す

  • 執筆者の写真: 保全生物学研究分野
    保全生物学研究分野
  • 2019年11月5日
  • 読了時間: 3分

更新日:2019年11月7日

こんにちは、嶌本です。

11月に入り今年も2カ月を切ってしまいました。

涼しくなってきたのはありがたいですが、時間が経つのが早くて焦ってしまいますね(^_^;)

最近ブログの更新率が少し悪くなりましたが、引き続き継続してアップしていきますのでHPのチェックよろしくお願いします!!


さてさて、今回は11月4日に都民の森で巣箱調査をしてきましたので、ご紹介したいと思います。


今回調査した場所は、「都民の森」というところです。みなさん知っていますか?

あまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、あきる野のさらに西側にある東京本土では唯一の村である檜原村にある森です。

周囲は山に囲まれ(というか山の中にあるけど、そう表現したくなるほど一面の山 笑)、標高も1,000mを越える真夏でも比較的涼しい場所なのです。


都民の森の美しい景観



景色を楽しむ調査員(修士1年、学部4年、3年)と案内人のMくん


都民の森の調査は、ここで勤務しているMくんに案内してもらいました。

都民の森は東京都環境局が受け持っていますが、指定管理者制度の基、檜原の村役場の方々が勤務されていて、公務員が運営している場所です。

様々なイベントも開催しているし、森林館という建物もビジターセンターのようになっていて、とても面白い場所です。

気になったら、HPを見てみてください(都民の森のHPはここから飛べます)。


ヤマネ用の巣箱をMくんが架けているということで、中身を見てみることにしました。

ヤマネ用の巣箱は一般的な巣箱とは少し異なり、入り口を幹側にすることで他の生物が入りにくい構造になっています。

ここ都民の森では、他にも釣り餌の箱を改造したものも使っていて、工夫を凝らしています。


釣り餌の箱を改造した巣箱の蓋をあけている様子



巣箱の中の様子


高いところは一本梯子を使って中をのぞきます


今回の調査では、残念ながらヤマネは見られませんでしたが、野生動物を相手にしていたらそんなことは多々あります。

それでも、都民の森へ向かう道中でニホンザルと遭遇したり、アカネズミを見たり、ニホンリスの食痕があったりと、都民の森はフィールドワークをするにはとてもいい環境だなと強く感じました。

景観も素晴らしく、心落ち着く最高の場所だなと心の中で思いながら都民の森を満喫していました。


ニホンリスの食痕

オオルリの古巣(カメラの蓋の上部にコケで作られた巣がある)


何よりも、学生時代に知り合った友人と再会して、こういった素晴らしい経験ができることが嬉しいですね。

つながりというのが本当に本当に大事であることを就職してから再度痛感しています・・・。


今回は下見ということで巣箱調査をさせてもらいましたが、今後は自分たちでも巣箱を追加で架けたりしてヤマネ以外にもモモンガなんかも見れると良いかも?なんて思っています。

あまり書くと自分の首を絞めそうなので書きませんが(笑)、調査を継続し、アウトリーチなどにもつなげていけるとなお良しですね!

なかなかフィールドワーク中心の研究ができない状況ではありますが、細々とでも学生たちと一緒に調査・研究していきたいですね。

今後の活動に乞うご期待!

 
 
 

Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.

© 2018 by the Laboratory of Conservation Biology in NVLU. Proudly created with Wix.com

bottom of page